二つのCCにやられました。

こんにちは。やまさんです。

 

二つのCCにやられました。

 

暖かい日が続き、すっかり春の陽気に包まれるようになった今日この頃ですが・・・

今日は、ただでさえ寒い寒い北海道の冬に起こった身も凍るような大事件のお話なんぞしてみようかなと

思います。

 

せどりでたくさん収益を上げていくには様々な手法を習得することも大切ですが、基本的には売れ筋の商品を

いかに安く仕入れ、売値との価格差を広げて利益を生み出すか、というのが軸となってくると思います。用事があって外出した時も、気分転換に散歩してぷらっと立ち寄ったお店でも、ついつい何かいい商品はないか携帯片手にリサーチ、自宅でパソコンと向き合い仕事をしながらでも、気が付けばよりポテンシャルの高い商品がないかリサーチ。そう、僕にとってリサーチする事は特別な事でもなんでもなく、人間が生きるために自然に息を吸うのと同じくらい当たり前に行うもの。大きな利益を生む為には必要不可欠です。

 

そしてもう一つ、収益を上げていく為には経費をできるだけ抑えることが大切ですよね。店舗仕入れをする時はどうしたって荷物を抱えることになるので車が必要になります。そうなるとガソリン代もかかるし、例えば遠くの街まで足を運ぶ場合には高速代がかかります。経費って本当にばかにならないものです。そんな中で、できるだけ抑えたい経費があります。それは・・・・Amazon倉庫までの配送料!

 

僕は北海道在住なので、どこの倉庫へ送るにも配送料が高くなってしまいます。昨年2月より開始されたFBAパートナー無料キャンペーンは本当に有難いサービスでした。途中、日本郵便で小型・標準のものを納品する場合は1箱10点以上納品することという利用条件の変更もありましたが、そこそこ小さいと呼べる商品を多く扱う僕にとっては何の支障もなく、出荷のスピードは加速するのみ(笑)この贅沢な期間が終わりに近づく頃にはとにかく在庫している商品は全て出荷。目につくものは全て出荷するくらいの勢いでしたね。

 

さて、問題はこの無料キャンペーンが終わったあとの事です。

できるだけ安く出荷する為にはどうしたらいいか?

そこで登場したのがCC便という新しいサービスだったのです!

 

これはまず、CC便の倉庫へ荷物を送ってそこからAmazon倉庫へ送られるという仕組みで、通常の配送業者よりも2日程度納品までに時間がかかるけれども、利用料として前金で購入するチケットが1枚300と格段に安いものでした。正直、本当に大丈夫なのかと悩みましたが、納品までの流れを電話で確認し、丁寧な説明を受けて問題ないだろうと判断したので利用することにしました。

 

そのCC便が開始される日が2018/1/16で、ちょうどバレンタイン商戦に向けて仕入れを増やし始めていた時期。昨年の経験から、人気の高い売れ筋のチョコレートを毎晩のようにリサーチ→仕入れを繰り返し少しずつ在庫を増やして、バレンタイン本番の手前で頂点に達するよう計画を立て爆発的に売る予定だったんです。

 

 

様々なメーカーからの仕入れも順調で、とにかく出荷するのみで全て予定通りに進んでいるものと思っていました。が!セラーセントラルで在庫確認をしても一向に数が増えていきません。納品状況のステータスも受領中にすらなりません。何かがおかしい・・・でも、バレンタインという一大イベントだしAmazon側の処理が追いついていないだけだろう・・・最初はその程度に考えていました。

 

でも、1週間が過ぎ、2週間が過ぎようとしても動くはずの在庫数が1つも増えていない。これはさすがに変だということで、調査を開始しました。その時点でも僕は、Amazonで何か不備があるのだろうと考え問い合わせをしてみたけれど、倉庫に商品が届いていないという事が判明。すぐにCC便へ確認すると、なんとなんと僕が昼も夜も眠たい目をこすりながら必死にリサーチし、仕入れ、梱包し、出荷した大量のチョコレートがいまだ倉庫の中で眠っているという驚愕の事実を知らされたわけです。

 

こんなことってありますか?夢なのか現実なのか一体どうなっているんだ!

とにかく、1日いや、1分1秒でも早くチョコレートをAmazon倉庫へ運んでください!!

 

そうしてようやく納品され始めたのが、2月に入りバレンタイン目前。当初の計画は大幅に崩れ、販売予定額も狂い、利益そっちのけで賞味期限の短いものをできるだけ早く売ることに全神経を集中させるしかありません。どれほどの額を仕入れたか、損失を考えただけで気絶しそうでした。とにかく売り切れるように毎日毎日パソコンに向かい価格改定などできることの全てをやり尽くしました。それでも、お店ごと買ったのかと思えるほど大量のチョコレートを数日でさばけるはずもなく、とうとう売り切ることができずに終わってしまいました。

 

確かに、CC便は安く利用できる分、リスクもあったはず。何事にもリスクはあるし、それを承知で利用した僕にも責任はあります。この一連の騒動の中で何度も問い合わせに対応してくださった代表の方も誠意が感じられました。でも・・大切な商品が2週間眠らされていたわけです。Amazon倉庫へ届けてもらわなければ僕には戦う術がありません。「申し訳ありませんでした」その一言で解決できるような小さな損失ではない上に、どんなに大きな損害を与えても責任は負えませんという姿勢は、サービスを提供する側と受ける側がどこかフェアではない気がしました。

 

どうすべきなのか真剣に考えた結果、僕は損害賠償を求めることにしたのです。

 

法律的なことに関してはやはり専門家に伺うのが一番ですから、まずいつもお世話になっている税理士の先生に弁護士を紹介して頂きました。一連の経緯をお話し見解をお聞きしましたが、戦う材料が少ないので厳しいというどちらかといえばそっけない対応で終わりました。

 

次にインターネットで評判の良い弁護士を見つけては問い合わせをしてみましたが、やはり結果は同じ。

そんな時、たまたま商工会議所の集まりに参加したところ、僕の話に耳を傾けてくれる弁護士の先生に

出会いました。その先生は詳しく話を聞いた上で、このような資料をそろえるようにと具体的な指示を下さり、

どう戦っていくのかをわかりやすく丁寧に説明して下さいました。

現在、訴訟に向けて準備中です。

 

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